注)これは、私がパチンコ屋を経営している男性にプロポーズされて浦河に移り住むちょっと前のお話です。
ある日、いつものようにススキノのBARに出勤した私
そのお店の先輩ホステスさんのヤクザ屋さんのお客さんが、とある組の組長さんを連れて来ました。
先輩ホステスさんに呼ばれた私はその席につく事に。
その組長さんはスキンヘッドで、どこから見ても極道を絵に描いたようなお顔でした。
そしてその組長さんが帰る時、先輩が私に耳打ちしてきました。
「 組長さんを家まで送ってあげて 」
そんな事ははじめてでした・・・
そして私は組長さんの車に乗せられて、組長さんのお家までご一緒します。
組長さんのお家に着いた時、組長さんは私に10万円を手渡してきました・・・
( なんのお金? 送り賃にしては高いな〜 )
ちょっと怖かったけど、有難くちょうだいしました。
組長さんが従えている若い男の子たちは、私と組長がホテルにでも行くのかと気をつかっていたためか、なかなか組長さんを車から降ろして家に帰らせようとしませんでした。
しかし、なかなか車から降ろそうとしない若い子に組長さんが
「 いいから早く降ろせ! 」
と一喝。
組長さんは紳士的に帰って行きました。
( ヤクザ屋さんでも、いい人もいるんだな〜)
後でわかった事ですが、先輩ホステスさんは、はじめから私とその組長さんをくっつけるつもりだったみたいです。